2週間ぐらい経ったし少し書き留めておこうかと思う。
夏コンday2、サカナクションをやった時の思い出
まず、Orangestarへの謝罪の気持ちが胸いっぱいだった。Orangestarのライブ中にやらかしたのが相当心に来てた……
緊張しすぎてマイクの存在忘れてたりで本当に申し訳なかった。
そしてOrangestarが終わったあとの最終リハ、クリックさえ聞こえれば何とかなる
その思いでとりあえずの調整は出来た。
同期音源の曲さえどうにかなれば後はドラムを聞いてればなんとかなるだろうって言う考え方だった。
でもそれが甘かった。
ちゃんとそれぞれの最大の音量で取れば良かったなって思ったな……
まあ、あの場ではしょうがない事だけどね
みんな自分の音がちゃんと聞こえる状況にしなきゃいけないから。
でも、そんな不安だとか色々なマイナスな思いもリハが終わった瞬間にとにかく良いライブをやらなきゃなって思いに変わった。
明らかに重い2日目のトリ、自分でも明らかに重圧を載せすぎてたなとは思う。
でもそんくらい、色んなバンドが良いライブをしてたから負けられないって思ってたし何より1番大好きなバンドって言ってる先輩達を自分と組んだことを後悔させたくない!
最高のライブをして喜ばせたい!!
そんな位に時分に懸けてた。
そして1曲目、アルクアラウンドが始まった瞬間に自分が夢にまで見てたサカナクションが出来ることに涙が出た。
途中でカンペの歌詞が見えなかったんだよ
思いがぐちゃぐちゃになった瞬間だった。
でもその瞬間、マジで楽しかったんだ
それと同時にもっと盛り上げなきゃってなった。
メトロックの時に自分の場所から見た風景とは程遠かったから……
そして2曲目、夜の東側…とても大事に歌った
とても繊細な曲だから、張り上げる声ではなく優しい声で力を入れ過ぎないで……でも歌詞の意味を考えて歌った。
一郎さんの描く世界観を大事にしなきゃなって思いだったんだと思う。
3曲目、スローモーション…
ここでみんなが明らかに速いなって思った。
だからテンポを下げようとしたけどそれが間違いだったのかもしれない。
明らかに分かるようなミスをしちゃったんだ
それがここからかなりキツい思いをする要因になったんだと思う。
途中で自分のパートを見失ってしまった瞬間がある。
よく立て直したとはいえどやっぱりズレてることがよく分かったから……キツかったな
この曲の終わりの方で1曲目とは違う意味の涙が出てたんだ、よく覚えてるよ
4曲目…ショック!だね
バンドカバーなんてものが確実に落ちてない最近の曲、何事も本当に自分たちの力でやりきらなきゃってなってた。
そして会場のみんながあまり知らないのかノリ方が分からなかったのかあまり盛り上がって無いように見えて自分のやってる事は間違ってるのかって思い出した。
もっと観客をノせなきゃいけない!ってなってアドリブが増えた。
そしたらそのアドリブも想像してたのと小節数ミスって少し微妙な感じになって
なんだろう……帰りたくなってたんだよ
ここまで引っ張って来たのにこんなクオリティのものを見せてしまって申し訳ないって気持ちになっちゃったんだ
ここでまた情けないなって涙が頬を伝ったんだ
そして心が潰れてた状態で始まったアイデンティティ…5曲目だね
最初に盛り上げるための一言とかを入れたかったけどそこまでのテンションにはなれなかった……
1番盛り上げなきゃいけない曲なのにね
でも気持ちをリセットするためにイントロの最後だけ一郎さんの真似をした。
そして気持ちを入れ替えたアイデンティティ
本当に楽しかったんだよ、この曲中にメンタル何とか持ち直して練習じゃ一切やって来なかった手のフリをアドリブで入れてみた。
そしたらみんなが振ってくれてさ…
本当に感動したよあの風景……。
最後なんてギター弾きながら歌ってるせいで手を振れないのに前の人が振って後ろの方まで伝播して…2階席でも降っててくれたんだ。
あの瞬間ほど、自分が求めてたのはこの風景だってなったし喜びの涙を流した。
そしてアンコール1曲目、俺がサカナクションで好きな曲の3本に入るさよならはエモーション
高校時代の塾の帰り道、ずっと聞いてた
夜が濃くなるような、それでも未来を見続けるそんな曲
自分を支えてきてくれた曲で、この曲がやれるのが何より嬉しかったかな
ただ、色々ハプニングが起こってさ
キーボードの音色問題やエフェクターの踏み間違え…ちょっと調子を崩しちゃったなって感じだ
ギターの音鳴らなかったしね
だからここでまた辛くなっちまったんだ
でもそうも言ってられないアンコールの2曲目、目が明く藍色
最初の数秒、メトロックの時の一郎さんを思い浮かべた
あの時あの人はどう歌っていただろうか…
あの時あの人は何を思っていただろうか…って
そして始まった瞬間、自分の今までで1番時間をかけて作った音が流れてきて安堵した。
そして1年生の子が、俺がギターを鳴らし始めた瞬間に目を真ん丸に開いてるのを見て、この曲が最後で良かったと心から思った。
そして1番何も邪なことを考えず、楽しく歌えた曲だった。
これで終わりだからって安堵感からもあるかもしれないけれど
改めて大好きな先輩たちと先輩たちが大好きな曲をやらせて貰えたのが心から嬉しかったんだと思う。
最後のタメ終わり、観客の目が見えて無事に終われて良かったなって思いがあったんだ。
まあここまでが曲毎の思い…でも終わった俊寛は色んなミスが頭に浮かびまくって本当に死にたくなってた。
ここまでガチガチに自分にプレッシャーをかけることも無かったし、自分のミスが大きく露呈されるようなライブが少なかったらからか心が潰れまくってた。
でも、これが今の自分の実力なんだって思った。
練習で上手くいってたことが本番に上手くいかないなんてことはざらなのに、上手く切り替えられなかったしね
とにかく反省点がとても多かったよ。
これを次に活かしてなきゃ2022年に行われた夏コンDay2のトリであるサカナクションは存在意義が薄れてしまう。
だからこそフロントマンとしてもっと頑張っていかなきゃって思いが芽生えた。
過去の自分には負けちゃいられない。
必死に音楽やろうって心から思ったよ再確認した。
でもただ1つだけ言えるとするなら
大好きな先輩達と組めたのがとても嬉しかった。
そしてまたやりたいなって心から思えた。
ベースばっかでギタボなんてほとんどやったことの無い俺を誘ってくださって本当にありがとうございました!
今日は寝るとしよう。