随分と小さい子が泣いていた。
でも体格とかそんなものが小さい訳じゃなくて縮こまってる風に思えた。
なんだか自分から殻に篭っているような、そんな感覚だった。
周りを見渡してみればサイズは違えどそんな人たちが数人いた。
少し寂しげな儚い雰囲気を醸し出して、向いている方向は違っても泣いてるような人達がいた。
顔はモヤがかかっていて見えないけれど、でも気になる人達だった。
この世界はさ、素敵だから、優しい世界だからって伝えてあげたかったけど言えなかった。
なんでだろうな
まだまだ俺自身も弱いし殻に篭っているのかもしれないからなのかな
まだまだ強くならなきゃな
また夢の中で会う時には少しでも救えるように