ヤノショー's blog

何気ない日常を遺してく

思い出は突然に

カーナビが指し示したその道は中学卒業の打ち上げ帰りの道だった。

打ち上げをしたあの店は残ってたけれど、帰り道はだいぶ様変わりしてたな……

 

あの時の帰り道、何故か寄ったよく遊んでた公園

みんなで鬼ごっことかやってた。

好きな子と会える最後のチャンス、思いを伝えよう、伝えようと思ってたけれど……俺の意志は強くなかった。てかチキンだった。

 

ごっこで捕まえた時にお互いに笑いあった瞬間、気づいたんだ。

向こうは恋愛的な意味で俺の事を好いてはくれてないんだろうなって

友達だから好きでいてくれて一緒にいてくれるんだなって

 

俺の友達はLINEでほぼ喋ったことも無い一目惚れした女に告白して玉砕しててみんなに笑われてたけど、ほんとに笑われるようなのは俺なんだろうなって思った。

 

 

何時からなんだろうな臆病になったのは

何時からなんだろうな素直になれなくなったのは

何時からなんだろうな本心を隠すようになったのは

 

小学校の頃は全力で生きて、振られて、泣いて、それでも楽しんでた。

中高の俺はどうだったろう?

思いを隠して、相手の幸せ願って、泣いて、ズルズル引きずってた

小さい頃の方が何倍幸せだったんだろうか

別に小学校の頃に戻りたいだなんて思わない、今が最高に楽しいから

 

でも、あのころの純粋さというかひたむきな所だけは取り戻したいのかもしれない。

今の俺を中高の俺が見て勇気が出るくらいに全力で生きていたい。

 

そう思った帰り道。